令和4年度福島県県内避難者・帰還者心の復興事業
「自身と向き合う坐禅、写経体験交流会」を実施しましたのでご報告します。

1.開催日令和4年10月8日(土)
2.時 間:午後3時~5時
3.場 所:文永山 鎌秀禅院(福島市)
4.講 師:副住職 竹内 大崇 さん
5.参加者:11名(避難者3名、市内4名、講師1名、事務局3名)
6.交流内容
坐禅を初めて行う方がほとんどだったので、坐禅について詳しく教えていただきました。
「何も考えないというのは、難しいことで、坐禅しながら、いろいろ考えても良いですよ。」という副住職のお言葉で、皆さん緊張感がほぐれました。
姿勢、呼吸、心を落ち着かせていくと、お堂がとても静かになり、開始の鐘の音が鳴ると身と心が引き締まります。
お香の香りが、私たちの気持ちを落ち着かせてくれます。
約30分の坐禅が終わってから、感想を話したり、お香についてのお話をお聞きしました。
お香については、2種類のお香の香りを試し、その違いを感じました。

写経は、「消災妙吉祥陀羅尼」の意味をお聞きし、その後、質問なども交えながら、写経用用紙に、一字一字丁寧に書いていきました。
最後に、参加者それぞれが、叶えたい願いや叶って欲しい願いと、日付と名前を書いて終わりとなります。

坐禅の前に自己紹介を行うことを忘れてしまったのですが、写経後のお茶会時には、皆さん予想以上に和んでいました。
坐禅と写経を一緒に行った成果?と感じました。

7.事務局感想
私たちも坐禅が初めてで、8月に打合せを行った時から、とても楽しみでした。
坐禅についての説明は、とても分かりやすく、あまり難しく考えすぎなくて良いとのお話に、緊張感が融け、30分があっという間でした。
坐禅をしている間、さまざまな鳥の鳴き声が聞こえ、静けさの中に落ち着いている自分がいるのを感じました。

写経については、皆さんが真剣に書いているところに夕陽が差込み、とてもきれいな光景でした。
「消災妙吉祥陀羅尼」の意味をお聞きし、写経しながら、戦争が早く終わって欲しい、自然災害が起きないで欲しいと思いました。
帰り際、「はじめは参加することに迷っていたけど、今日のような坐禅や写経を、また、やってみたい。」と、村民の方が話していました。
とてもうれしいですね。
交流の場づくりは、準備はいろいろありますが、参加者の笑顔や満足感、感想などを聞くと、また企画しよう!と思いますね。


参加者アンケート結果

1)事業の内容は有意義でしたか
回答6名中3名 とても有意義だった
回答6名中3名 有意義だった
・日常の忙しさから離れて、心やすまる時間となりました。
・坐禅というものを初めて体験し、とても良い経験ができました。
・心を一つにする方々が一堂に会し、非日常の世界に一時でも体験していることは、大変有意義なことだと、つくづく感じさせられました。
・初めての坐禅と写経体験でした。日常を離れて没頭できました。集中して疲れた。
・写経
・日常ではできない、おちついた時間を味わえた事

2)つながり作りや生きがいを持つために役立ちましたか
回答6名中2名 とても役立った
回答6名中2名 役立った
回答6名中2名 無回答
・坐禅の仕方を学べました。また、地域の方とお話することもできて楽しかったです。
・これからの人生について、よく考える良い時間になった。
・他人と比べることはないが、自分の心身統一につながったと思うので良かったです。
・つながり?とまでは言えないかも。なつかしい顔に、あえたこと良かったです。
・時間が許せば、11年が経過した皆さんの現在の心境を伺ってみたかったです。(これからの前向きな心意気みたいなこと)

3)今後、やってみたい、体験したいと思うことがあれば教えてください。
・料理