令和4年度福島県県内避難者・帰還者心の復興事業
「オートクチュール刺繍体験交流会」を実施しましたのでご報告します。

1.開催日令和5年1月29日(日)
2.時 間:午前9時30分~12時
3.場 所:花の写真館(福島市写真美術館)
4.講 師:Atelier figaro.C アトリエフィガロ 刺繍デザイナー 安斎 ちひろ さん
5.参加者:6名(避難者3名、講師1名、事務局2名、当日欠席1名)

6.交流内容
今回のテーマは、
「ひと針ひと針思いを込めて♡オートクチュール刺繍を楽しく体験しよう」です。
募集チラシには、安斎先生からのひと言もいただきました。
「フランス発祥の伝統的なオートクチュール刺繍。今回は、縫い針のみを使って製作します。ローズの刺繍の仕方、葉っぱの作り方などを学び、刺繍をしたあとはA4サイズの書類が入るエコバックとして使えます。初心者の方でも大歓迎です。ぜひ刺繍の楽しさをいっしょに体験しましょう!」
その言葉を読んで、皆さん、とても楽しみにしていました。

大きな赤いバラの刺繍から始まりました。針仕事に慣れた方はとてもスムーズに進んだのですが・・・、慣れていない方は、「失敗した」「あっ!」などの声が聞こえるので、その時は、先生がマンツーマンでゆっくりと教えてくださいました。
先生の見本のようには、もちろんできませんが、自分で作ったバラだと思うと、小さな達成感もあり、うれしかったです。
次は、ピンクのバラ、葉っぱ、そして、スパンコールの飾りつけと進んでいきました。
葉っぱは、バラとは違った刺繍の仕方で、玉止めをしない工夫もありました。完成がとても葉っぱらしくなるので、触って楽しんでいました。
スパンコールは、光に反射しキラキラひかるので、華やかになります。
どこにスパンコールをつけるか悩みながらも、光にあてて輝きを楽しんでいました。
刺繍をしている途中、参加者同士がお互いに見せあいながら、「良いね。」「綺麗にできたね。」「ここが、少し上手くいかなかった。」「もう、全部できない。」など、いろいろ話ながら刺繍をしている様子を見ていると、一人で作るよりもやっぱりみんなで作った方が楽しい!と感じました。
時間内に終わった方は、1名のみ。とても速かったです。素晴らしいと皆さんおっしゃっていました。
他の参加者は、自宅に持ち帰って仕上げることになりました。
(一人の方は、終わったよ。と連絡がありました。)

安斎先生、ありがとうございました!
参加者の進み具合が異なり、とても大変だったと思います。
2時間30分、休む時間もなく、ずっと教えてくださいました。
お疲れさまでした。
参加者から「とても楽しかった。」「また、やってみたい。」との感想をお聞きしました。
安斎先生のおかげで、皆さん楽しい時間を過ごすことができました。
本当に、ありがとうございました。

7.事務局感想
安斎先生には、交流会の講師を快くお引き受けいただきありがとうございました。
6年目にして初めての刺繍体験交流会でした。
参加人数を何人にするかで迷いましたが、5名でちょうど良い人数でしたね。
不安なところをすぐ聞くことができ、その場ですぐ教えていただける。修正を手伝っていただける。
参加者の皆さんは、とても助かったと思います。
参加者の一人が、「何も考えず、集中できる。」ことの心地よさを話されていました。
日常生活の中で、このような時間も大事なんだなと私も感じました。
私は、小学校以来の刺しゅうですから、40年ぶりですね
。楽しかった!
第2回目の刺繍体験交流会も企画したいです。
今から、楽しみです。

参加者アンケート結果

1)事業の内容は有意義でしたか
回答3中3名 とても有意義だった
・むかし、なつかしく思いました。
・難しかったけど楽しくできました。久しぶりに針と糸を使い集中して作業しました。
・立体的にバラをつくる方法を知ることができ、応用していきたいと思いました。刺しゅうを本格的にしたのは初めてでしたが、先生が優しく教えてくださったので、とても楽しく完成することができました。

2)つながり作りや生きがいを持つために役立ちましたか
回答3名中2名 とても役立った
回答3名中1名 普通
・話をしながらできる所かなー。
・あまり、お話はできませんでしたが、なかなかお会いできない方と会えて良かった。
・玉どめしないで、自然に糸をとめる方法がとても参考になりました。刺しゅうを行う際に工夫する所も教えていただいたので、自分でも挑戦してみたいです。