令和5年度飯舘村までいな心の復興事業
「しめ縄づくり交流会」を実施しましたのでご報告します。

1.開催日:令和5年12月28日(木)
2.時 間:
午前10時~12時
3.場 所:
モノからはじまるレンタルギャラリー(飯舘村:旧草野幼稚園)
4.講 師:赤石澤 傭 さん(飯舘村)
5.参加者:
8名(帰村者2名、避難者2名、講師1名、事務局3名(帰村者1名、避難者2名))
6.交流内容&事務局感想
今日は、赤石澤傭さんを講師に迎え、しめ縄づくり交流会を開催しました。
みなさん、しめ縄づくりを体験するのは、今回が初めてという方が多く始まる前からとても楽しみな様子でした。
まず始めに、講師の赤石澤さんから年越しについてやしめ縄のことを色々教えて頂きました。
その後、実際にしめ縄を作っていきました。
稲わらを叩いて
やわらかくし、そのわらを左にもじっていき、しめ縄を作っていきました。
右利きの人にとっては、左にもじっていくのが難しく、みなさん作るのに悪戦苦闘していました。
しかし、何本か作っていくうちにコツをつかみ、だんだん上手に作れるようになりました。
参加者同士で教え合っている姿もあり、とても微笑ましかったです。
しめ縄づくりを通して、昔からの文化や風習など知らなかったことも学べて大変勉強になりました。
一年を締めくくるとても良い交流会になりました。
講師を引き受けて下さった赤石澤傭さん、年末の何かとお忙しい中、事前のご準備から当日まで本当にありがとうございました。

講師の赤石澤さんが、飯舘村に伝わるしめ縄について、資料を準備してくださいました。風習がわかって良かったです。

会場は、明るく、和やかに進みました。

赤石澤さんは、やさしく、飯舘村のこと、しめ縄のことを教えてくださいました。

最初に、ワラを木槌でたたいて、やわらかく(もじりやすく)します。

参加者も、実際に叩いてみますが・・・、木槌が重く、二人一組で行いました。

わらの先端の方(赤石澤さんは、うら とおっしゃっていました。ちなみに下は、もと。)はやさしくたたきます。

しめ縄づくりのスタートです。この作業は、「みっぷし」(3本のワラ)をしめ縄にもじりこむ(の表現でいいのかな?)準備です。

しめ縄づくりの経験のある方が参加者にコツを教えてくださいます。参加者同士の交流があり、うれしいです。

赤石澤さん、笑顔ですね。皆さんの会話、楽しいです!

大人になってから、輪になって教わることって、初めてかも・・・。「これが、生涯学習だよね。」と参加者の方がおっしゃいました。

出身も、年代も異なる村民が、集まって、地域の方から伝統・風習を学ぶ。とても大事な時間だなと思います。

「へいそく」(白い紙)、昆布、松をつけて、皆さん完成です。

参加者の一人は、10本(数え方は 本 とのことです)作りました。住宅や倉庫など、10カ所に飾るそうです。良いお正月になりますね。

参加者アンケート結果

◆避難生活または帰村後の生活において困っていることはありますか。
・あり 村の情報が届かない。紙ベースのお知らせを多くしてほしい。
・なし
・未記入

1)事業の内容は有意義でしたか
回答6名中6名 とても有意義だった
・縄をもじるのが難しかったけど、やり方が分かったので良かった。
・伝統の文化(風習)行事で良かった。
・初めてのわらもじりが難しかったですが、なんとかしめ縄が仕上がりうれしいです。
・風習も教えていただき勉強になりました。
・今まで作った事のないしめ縄作りを覚える事ができた。
・しめ縄初めてなので大変良かった。

2)つながり作りや生きがいを持つために役立ちましたか
回答6名中5名 とても役立った
回答6名中1名 役立った
・とても良かった。
・知らない方との交流ができたこと。
・お互いに教え合ったり、聞いたりと良かった。
・なかなかお会いできなかった方にお会いでき、お話しできたことが良かった。
・皆さんに色々教えて頂きながら楽しくできました。
・あまり会うことのない人とのコミュニケーションがはかれたことは良かった。

3)その他要望があればお願いします。
・季節ごとの風習を見直していくことも楽しみ。
・何でもお願いします。

)今後、やってみたい、体験したいと思うことがあれば教えてください。
・米粉を利用したパンやおやつ
・着物を使ったリメイク品づくり
・化石発掘
・何か物作りであれば何でもやってみたい