令和5年度飯舘村までいな心の復興事業
「陶芸体験交流会」を実施しましたのでご報告します。

1.開催日:令和5年7月1日(土)
2.時 間:
午前10時~12時30分
3.場 所:
大堀相馬焼窯元 京月窯 (福島市)
4.講 師:第十五代窯主 近藤 京子 さん
5.参加者:11名(避難者7名、帰村者1名、講師1名、事務局2名(避難者2名))
6.交流内容&事務局感想
今日は、福島市飯坂町にあります、大堀相馬焼窯元京月窯さんの工房をお借りして、陶芸体験交流会を開催しました。
まず始めに、第十五代窯主の近藤京子さんから、今日作る作品の説明等がありました。皆さんは、自分が作りたい作品のイメージを膨らませながら、先生の説明を聞いていました。
その後、会場を移して、実際に作る作業に取り掛かりました。先に先生がお手本を見せてくれて、作り方の手順等が分かりとても良かったです。
何を作るか決まった人から、粘土をこねたり伸ばしたりして思い思いの作品を作っていきました。思い通りに作るのは難しかったけど、先生からアドバイスを受けて、皆さん個性あふれる素敵な作品に仕上がりました。
どんな色に仕上がるのか完成が今から楽しみです。
とても趣きのある素敵な工房で、陶芸体験ができて本当に楽しかったです。

素敵なお店です。今日は、どんな交流会になるのか楽しみですね。

近藤先生が基本の形を3つ教えてくださいました。一つ目は、ろくろを使った湯飲み・器です。

二つ目は、四角いお皿です。

三つ目は、花瓶です。

皆さん、先生のお話をしっかりと聞いていますね。

独創的な形ですね。どんな花瓶ができるか楽しみです。

ランプシェードを作る方もいらっしゃいました。

制作が進むと、だんだん余裕もできて、笑い声が聞こえてきました。

余った粘土で、「梅干し」を入れる器とのことです。小さくてかわいいです。

20代の方が作った花瓶です。それぞれ個性があって見てるだけでも楽しかったです。

京月窯さんの店内でアンケートを書きながら、今日の感想を話しました。共通体験をした後は、話が弾みますね。

参加者アンケート結果

◆避難生活または帰村後の生活において困っていることはありますか。
・あり
・村の家の周りの手入れ。
・村内の休日のイベントが少ない。 

1)事業の内容は有意義でしたか
回答8名中7名 とても有意義だった
回答8名中1名 有意義だった
・飯舘の人々と陶芸をやる事、コミュニケーションをとれた事、大変嬉しかった。
・すごく難しかったです。昔、公民館でやったことがあったのですが…土から作品ができあがっていくのが楽しかった!
・いろんな物が作れてとても良かった。
・むずかしかった。
・無心になれる時間と皆さんの笑顔。
・自分が思っていたものを作ることができた。
・自分の思い思いの作品を作れるように工夫しながら、集中してつくることができました。
・みなさんと久しぶりにお会いできて、すごく良かったです。

2)つながり作りや生きがいを持つために役立ちましたか
回答8名中7名 とても役立った
回答8名中1名 役立った
・周りの人と少し会話しながらできたので良かった。
・形を作るのが大変でしたがとても楽しかったです。
・皆さんのアイディアがすばらしいと感じました。
・久しぶりに顔をみることが出来て、ほっとした気分になりました。
・皆さんの作品を見て、会話を楽しみながら有意義な時間を過ごせました。
・心から許し合える方々と、しばらくぶりで物作りを通して過ごせた事。

3)その他要望があればお願いします
・物作りが最高に思います。(指の運動と脳活のため)

)今後、やってみたい、体験したいと思うことがあれば教えてください。
・また、陶芸やりたいです。
・講義などもたまには聞きたい。