令和4年度福島県県内避難者・帰還者心の復興事業
「本格キムチづくり交流会(第1回)」を実施しましたのでご報告します。
1.開催日時
令和5年2月25日(土)午前9時30分~11時30分
令和5年2月26日(日)午前10時30分~11時30分
※26日、3人は午前8時30分~ 塩漬けした白菜の水切り
2.場 所:ふるさと飯舘なでしこ館(福島市)
3.講 師:高橋 トク子さん
4.参加者
25日 8名+2名(避難者4名、講師1名、事務局3名、トク子さん取材TV局2名)
26日 9名(避難者5名、講師1名、事務局3名)
5.交流内容と事務局感想
〇1日目〇
講師の高橋トク子さんは、飯舘村の道の駅にて手作りキムチを販売しています。
今回は、福島市の加工場で交流会を実施しました。
皆さんから簡単な自己紹介(名前と行政区)をしていただいたのですが、「○○さんの奥さんですか?」など、初めてお会いした方もおりました。
交流会って、人と人をつなぐ場とあらためて感じました。
トク子さんに作り方やコツをお聞きしながら、作業はスムーズに進みました。
だんだん余裕?がでてくると、いろいろな会話がそれぞれ進み、とても賑やかでしたね。
白菜は、飯舘村民の方が福島市内で作ったもの。
「この大きさすごいでしょう!おいしいんだよ。」とトク子さんはうれしそうにおっしゃっていました。
一仕事終えてからのお茶会は、良いですね。明日も楽しみと皆さんニコニコしながら帰っていきました。
〇2日目〇
8時30分から、昨日漬けた白菜の水切りから始めました。
約2時間ほど、重石をのせて水を切ります。
その間は、おしゃべりタイム。
トク子さんの自分史の写真を見ながら、皆さん盛り上がっていましたね。
昨日作ったキムチの素も良い感じに仕上がりました。
トク子さんのお手本を見せていただいた後、皆さんで白菜にキムチの素を挟んでいきます。
最初は、白菜の外側の葉で、上手く包めなかったのですが、見る見るうちに皆さん上手にキムチを作っていきます。
真空パックの機械にびっくりし、皆さん楽しそうに作業していました。
キムチの真空パックが全て完成すると、皆さんホッとしました。
終了後のお茶会は、キムチづくりの感想や、梅干しの塩加減、かぼちゃ饅頭の作り方などを教わったり、高田梅のカリカリ梅、ヤーコンの漬物などを食べながら、お話を楽しみました。
一緒に何かをつくる。それも2日かけて。という交流会は初めてでした。
震災前は、地域の集会所等で一緒につくることは行われていたと思いますが、震災後、その機会は減ったようです。
皆さん、また、一緒にやりたいね。とお話ししていたことが、嬉しかったですね。
アンケートにも、具体的にやってみたいことがありましたので、今後、企画・案内してみたいです。
最後に、高橋トク子さん、本当にありがとうございます。
今回の交流会が開催できたのは、トク子さんのおかげです。
心より感謝申し上げます。
*** 2日目です ***
参加者アンケート結果
◆避難生活または帰村後の生活において困っていることはありますか。
・買い物が遠い
1)事業の内容は有意義でしたか
回答6名中5名 とても有意義だった
回答6名中1名 有意義だった
・なかなか一人ではできないキムチ漬。みんなで楽しくでき良かった。
・自家栽培の野菜で作りたいと思い参加しました。レシピ等あり、自宅でも作りたいと思います。
・知っている先生で和気あいあいで良かった。
・くわしく教えていただいて良かった。
・キムチ作りしたかったので、習って良かったです。
・みんなと色々出きて良かったです。
2)つながり作りや生きがいを持つために役立ちましたか
回答6名中5名 とても役立った
回答6名中1名 役立った
・和気あいあいで、皆様と協力してできたことが良かった。
・ちょっと親しくなれたかなー。
・顔と行政区がわかり、楽しかったです。
・キムチ作り初めてで、とても良かったです。家でやってみたいです。
・いろいろな情報が得られた。
3)今後、やってみたい、体験したいと思うことがあれば教えてください。
・みそ作り 3名
・おから餅 2名
・かぼちゃ饅頭づくり