事業名 平成29年度福島県ふるさとふくしま交流・相談支援事業「生活に彩りと癒しプロジェクト」

「絶対食べたいマレーシア料理」実施報告

日時 平成29年11月26日(日) 10時~13時30分
場所 福島市吉井田学習センター 調理室
講師 郡山健康科学専門学校作業療法学科教員 田中絹代さん
(元JICAボランティア:派遣国マレーシア)
主催 一般社団法人いいたてネットワーク
参加者 村民5名、講師1名(子供1名)、職員3名 計10名

今回は「絶対食べたいマレーシア料理」を開催。第1回目のJICA協力隊員でマレーシアへ派遣経験のある田中さんに講師を依頼しました。彼女は現地でマレーシア人の夫と結婚し今も日本とマレーシアを行き来し、2人の子供の母として、また福祉分野の教員として多忙な生活を送る魅力的な方でした。

講師紹介の後、自己紹介をし、早速調理開始。今日は「チキンカレー」「ロティ・チャナイ」「ヨーグルトサラダ」「テスス」の4品に挑戦します。

ロテイーの準備。ロティとは一般的に食べられている全粒粉を使った無発酵パンの一種。

今回は、強力粉、薄力粉を使いました。気候や湿度等によって粉は調整するそうです。卵、コンデンスミルク、溶かした無縁バター、塩、水を合わせ練っていきます。手に油を塗ると生地が手につかないとのこと。よく混ぜ合わせたら4等分にしてそのまましばらくねかせます。

 

続いてチキンカレーです。

下の写真は現地のカレー粉です。今日はチキンカレーなので肉に合うカレー粉を使用します。

刻みにんにく、シナモン、グローブ、八角を油で炒めます。刻んだ玉ねぎを加えさらに炒めます。水でペースト状に練ったカレー粉を加え水を足し、骨付きの鶏肉を入れ煮込みます。最後にじゃが芋を入れて煮込みます。塩で味を調えます。

先程のロティの生地を両手を使って薄く延ばしていきます。その後今度はこの薄く延ばした生地を畳んで小さくしていきます。この作業が重要です。一度延ばした生地を畳むことで、生地に層が生まれ、歯ごたえもよく、フワフワのパンケーキができるわけです。フライパンで両面5分ずつ焼きます。

つづいて、ヨーグルトサラダとテススです。

ヨーグルトサラダはシンプルで、きゅうりと玉ねぎを塩で味付けし、無糖のヨーグルトと和えたもの。

完成です。

マレーシアのインド系、マレー系の方は食事は「手」で食べるそうです。このロティも手でちぎり、カレー汁につけて食べるわけです。カレーをかけてもいいそうです。ロティを食べるときは、その傍らに「テ・スス」。この組み合わせは定番だそうです。紅茶にコンデンスミルクがスプーン2杯入っています。とても甘いです。

香辛料を使いカレーを作ったのは初めての人ばかりでした。講師の息子さんもとても人懐っこく、すっかりみんなにとけこんでいました。マレーシアの話しを聞き異文化に少しだけ触れられた気がしました。調理方法も思ったより簡単で、家に帰ってからも作ってみたいと思いました。講師の田中さん、おいしい料理と楽しい話しをありがとうございました。貴重な経験ができました。

報告:佐藤
写真:横山(若い方です)

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