令和6年度飯舘村までいな心の復興事業
「簡易金継ぎ体験交流会」を実施しましたのでご報告します。
1.開催日:令和6年7月14日(日)
2.時 間:午前10時~12時
3.場 所:福島市写真美術館 多目的室(福島市)
4.講 師:金継ぎ作家 つるまき ふう さん
5.参加者:9名(帰村者1名、避難者3名、村出身者1名、講師1名、事務局3名(帰村者1名、避難者2名))、欠席2名
6.交流内容&事務局感想
今日は、「簡易金継ぎ交流会」。昨年からやってみたいと考えていたので、実施できて嬉しかったですね。
今年の4月、村民の方から、「交流会で金継ぎはどう?できる先生知っているんですが・・・。」とのご提案があり、すぐに決定しました!
このようなご提案が村民の方からあったこと自体が、とても嬉しかったですね。交流会を続けてきて良かったと思います。
皆さんから、どうして金継ぎしたいと思ったのですかと理由をお聞きすると、
・亡くなった妹さんに買っていただいたもの。どうしても直したかった。
・いただいたコップが欠け、捨てられずに置いていた。金継ぎしてまた利用したい。気持ちもスッキリしたい。
・知人から預かった。どうしても直したいとのことで、今回は私が代理で金継ぎします。
・自分で作った陶器だったが、欠けたり少しヒビが入っていた。大事に使いたいので直したい。
など、参加理由はさまざまですが、「どうしても直したい!」という強い気持ちを感じました。
先生の分かりやすいご説明や実技指導をいただき、皆さん安心して体験することができたと思います。
単に直すということだけではなく、作品として「名」をつけたり、精神的な安定としての金継ぎのお話もいただき、金継ぎの奥深さを知りました。
つるまき先生、ありがとうございます。心から感謝申し上げます。
「また、やってみたい!」との感想もあったので。今年中に、第2回目の簡易金継ぎ交流会を実施する予定です。
より多くの村民に「金継ぎの魅力」知っていただけると良いなと思っています。
参加者アンケート結果
1)交流会の内容は良かったですか。
回答7名中7名 とても良かった
・初めての体験でしたが、楽しくやることができました。久しぶりに集中して作業をし楽しかったです。
・すてきに変身できて良かった。わざと割って継ぎたい感じでした。
・金継ぎは初めての体験でした。とても良かったです。
・処分しなければならない物が生き返った。
・初めての体験でとても良かったです。素晴らしい行事でした。いつもありがとうございました!
・金継ぎをすることによって、どこにもない、今まで以上にいいものが出来ました。
・正に職人にしか出来ないのでは?と思っていた金継ぎをとても身近なものに感じられた体験でした。もっと多くの人に知ってもらいたい!と思いました。写真美術館の雰囲気もぴったりでした。
2)本日の交流会に改善点等があれば教えてください。
・ガラス製品もやって欲しい。
・前から知っていれば、壊れているものを大切にとって置くことができたかなと思いました。
・ありません~ こちら写真美術館で(を会場に)もっといろいろ企画してもらいたいです。
3)今後、やってみたいこと、体験したいことがあれば教えてください
・もう一度経験してみたいと思いました。
・また金継ぎ交流会!『呼び継ぎ』にも挑戦してみたいです。
・いろいろ
・竹細工やりたい
・片岡鶴太郎美術庭園での葉っぱアート鑑賞会、そして、旧堀切邸での風鈴作りとか・・・いいですネ